パパだって頑張る。

2児のパパの子育て日記

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【子育て関連ニュース】最近の気になったニュースを考える

もときちでございます。

 

すっかり夏ですね。明日からは関東でも雨が降るらしいです。

湿度が高くてムシムシする日々がしばらく続きそうですね。

 

最近気になったニュース 保育園は増加、でも定員は減少?

子育てをしていると、子育てや保育園に関するニュースに敏感になります。

 

待機児童問題が取り沙汰されて早数年、解消に向けて各自治体が対策に乗り出しているところですが、なかなかうまく進んでいないようです。

 

どうやら、

保育施設は増加傾向にあるものの、肝心の保育士が確保できない

ということらしいです。

 

結果、保育園ごとの定員を減らして対応するしかないとのこと。

 

国や自治体は保育園を増やしさえすれば待機児童問題が解決できると思ったのでしょうか?

「とりあえず箱を増やす」という考え方

確かに、そもそも子供を受け入れる皿がなければ意味がないと思います。

そしてこういった施設はまず国や自治体が主導しないと絶対に増えないものであるともいえます。

 

あくまでも「まずは」箱を増やす、という考えのもと、保育施設を増やしているなら問題ない、むしろ素晴らしいことだと思うんです。

こんなに保育施設を増やしましたすごいでしょう!?で終わりなら問題ありだと思います。

 

最終的には保育士を増やさなければ意味がない

いくら箱が増えても、そこで働く人がいなければ何の意味もありません。

結局のところ現状何が問題かといえば保育士が足りない、ということです。

正確にいえば、「資格はあっても保育士として働く人が少ない」ということですね。

 

保育士資格はもっているけれども、保育士としては働いていない「潜在保育士」が相当数いるようです。待遇面でやりたくなかったり、予想以上に過酷な労働で辞めてしまったりする人が多いんでしょうね。

テレビなどでは、保育士の給与の低さ、サービス残業の多さが強調されています。

  

資格を持っているという事はそれだけで即戦力になりうる人材なわけですから、これらの人々が保育士として働きやすい環境を整えることができれば、保育士は必然的に増えていくと思います。

 

現状では、新しく保育園ができたとしても、保育士は他の保育園から引き抜いてきたりすることも多いようです。全く意味のないことですね。

 

 保育園では、「児童○人に対して保育士は○人置かなくてはならない。」というルールがあります。つまり、保育士が増えなければ預かれる児童数もまた増えていかないことになります。

 

保育士は国家資格です。国家試験に合格した貴重な人材が活かされていない現状を変えるのは、やはり待遇面、特に給与を上げてあげるのが1番分かりやすく手っ取り早い手段だと思います。

 

一部自治体では給与アップに取り組んでいるようです。ですが、自治体ごとの対応だけだと、待遇のいい地域に保育士が集中してしまい、保育士不足がより深刻化する地域が出てきてしまうことにもなりかねません

これは国が先頭に立って給与が上がるようにするべきでは?と思います。今後そういった政策が盛り込まれるようですが、できるだけ早く対応してほしいものですね。

  

保育施設を増やすのと同時進行でこういった問題点を潰していければよかったのですが。箱はガンガン建てるのに個人にお金を出すのにはものすごく時間をかけるんですよね。

 

子供を保育園に預けている親としては、保育士さんには是非頑張っていただきたいのです。

 

ちなみに保育士といっても、公立保育園の保育士は公務員なので、公務員待遇です。

公務員保育士とそれ以外の保育士の収入格差はかなり大きいようですよ。

やるなら公務員保育士がいいですね!

 

親から見た保育士さん

我が家の子供2人は同じ保育園に通っていて、僕は朝預ける担当をしています。

時々お迎えに行く事もあるのですが、

「あれ?あの先生朝もいたような・・・?」

ということがしばしばあります。

 

仕事前に預けて仕事後に迎えにいくわけですが、どちらにも同じ先生がいるということは、その先生は僕よりも前に保育園に来て僕よりも後まで仕事をしていることになります。

基本はシフト制で時間が決まっているようなのですが、人手が足らないときはこのように残業対応しているそうです。

 

最近学校の教員の長時間労働が問題になっていますが、保育士さんも同じ問題があるように思います。

 

今の時期は保育園でもプールがありますので、朝からプールの準備をしている先生がいます。他の先生は通ってくる子供たちを担当します。

 

そして各学年ごとのクラスに分かれて付きっきりで子供の面倒をみます。音楽に合わせて踊ったり、紙芝居を読んだり、プールに入ったり、近所の公園に行ったりします。園庭で遊ばせるときも一緒に走ったりします。数人の先生が10人以上の子供をみるのですから、休む暇などなさそうです。

そしてそれに加え、一人一人の連絡帳に今日あったことを書くのです。

実際に子供の面倒を付きっきりで見たうえで事務的なこともこなさないとならないのはしんどいと思います。しかも連絡帳に関しては、親が迎えにくるまでに必ず書いておかなくてはいけないものですからね。

 

もし1クラスに1人でもいいので保育士さんが増えたら・・・と思います。

 

我が子が通っている保育園の先生方は本当に子供のことをよく見てくれていてとてもありがたい存在です。

こんな素晴らしい保育士さんが全国でどんどん増えていけばいいと思います。